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2017-01-20プロコフィエフの和声85〜バレエ「シンデレラ」第1幕第12曲「春の精」 [音楽]




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第12曲「春の精」(Variation of the Fairy Spring)
全曲の重苦しい空気感と対照的にきらびやかな溌剌とした音楽。Glock.が利いています。
Presto(♩=160)の6/8の2小節に4つの和音がなるところ(練習番号84)。
これは個別の和音という概念では捉えられないアイデアを示しています。調性はC-dur.
バスの4つのFに対してCが2回に続いてHが2回奏するのがVa.2ndVn.とVc.はオクターヴ違いで
それら4つの打音に対してA-As-G-Gesと半音下降するものを奏します。問題はAsの垂直的響きの
ところですが、明らかに旋律がA音(1Vn.)が鳴っているにもかかわらず、半音下降という流れが
選択されています。実際にはそれほど耳に痛いものではないのですが、この機能をもった和音とは
言えない偶成和音の連鎖のアイデア、半音下降というアイデアとA音を含む旋律の同時使用が選択
されているということはプロコフィエフの特徴をよく示していると思います。
実は前曲の終わり近くにも全く同様のアイデアがありました。調性B-durの旋律C-D-B-A-Bの4つの
音に対し、バスはD-Des-C-Ces-Bを取ります。2個目のこの外声、Db7のb9th(フラットナインス)の
ように一見思えますが、それいじょうにバスが半音下降するというアイデアへの固執と呼んだ方が私は
適切だと思います。

研究のための資料(27'10''〜) https://www.youtube.com/watch?v=ize83QoDSb0   
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終了御礼
2017年1月19日(木)神戸Always(阪急六甲駅スグ),平野+宗竹デュオ, 

平野+宗竹デュオ無事終了致しました。ご来場のみなさま、Tさま、Fさまどうもありがとうございました!

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当日告知
2017年1月20日(金)京都、祇園、KeyStone 「平野達也ソロジャズピアノの夜、Vol.11」21:30〜、22:30〜 テーブルチャージ¥1.000-mc:チップ制    
月例のソロ・ジャズピアノの夜、新年第一回目です。
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平野達也、平野達也トリオ今後の予定    
2017年3月11日(土)なんば、B-Roxy、20:00〜,21:30〜 P.平野達也+Vo.ki-ku 

2017年4月7日(金)八戸ノ里、蓄音機、P.平野達也、B.財盛紘 19:30〜、21:00〜 mc:¥2.000-      


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