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2017-01-14プロコフィエフの和声79〜バレエ「シンデレラ」第1幕第6曲「舞踏会へ行く義姉妹たちの身支度」 [音楽]




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第6曲「舞踏会に行く義姉妹たちの身支度」(The Merchants and the Sister's New Clothes)

この曲では冒頭を例にとって、普通なところとそうでないところを抜き出してみようと思います。

普通なところはH-durの連結で取れるところです。バスがVivo(♩=144)の2/4で1拍ずつh-dis-fis-aisと続くところはH:I-I6,V7-V56と取れます。続いてg-eはh-mollへの転調でh:IV6-IV5と取れるわけです。

この普通の和声の課題のような低音をプロコフィエフは普通にとりません。
普通でないところは、h-dis-fis-aisと続く低音に、最初だけIをあて、残りのdis-fis-aisはIIIの和音(D#m)を充てているのです。続くg-eもGM-Emを充てるのではなくそれぞれ、GmとE7#11、即ちh-mollのIVのドミナント化和音の第5音の下方変位という和音が充てられています。

慣習的なバスに対し他では見ない和声付けがここにはあります。私の一番驚いたところは、最初のdis-fis-aisのバスにIIIの和音を充てたところところです。善し悪しは抜きにして、そのような着想があったとしても絶対にそのようには書かないと思うからです。

研究のための資料(14'40''〜) https://www.youtube.com/watch?v=ize83QoDSb0  

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平野達也、平野達也トリオ今後の予定    
2017年1月19日(木)平野+宗竹デュオ Open:19:00/Start:19:30〜、21:00〜、mc:¥2.000-   
1部:スタンダード(サテンドールetc.)とクラシックの名曲(ショパンのノクターンetc.)のジャズアレンジ、透明な世界を目指して
2部:ガーシュイン集、不朽の名作から「サマータイム」「エンブレイサブルユー」等をデュオの世界感で

2017年1月20日(金)京都、祇園、KeyStone 「平野達也ソロジャズピアノの夜、Vol.11」21:30〜、22:30〜 テーブルチャージ¥1.000-mc:チップ制    
2017年3月11日(土)なんば、B-Roxy、20:00〜,21:30〜 P.平野達也+Vo.ki-ku 

2017年4月7日(金)八戸ノ里、蓄音機、P.平野達也、B.財盛紘 19:30〜、21:00〜 mc:¥2.000-   


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